事業概要

 

【基本理念】

豊富な森林資源に恵まれた鹿児島県霧島市は、先端技術産業のみならず木材産業も地域の主要な産業となっている。林業の生産活動に於いて発生する林地残材や未利用間伐材、製材過程で発生する木くずをバイオマスエネルギーとして利用することにより、低コスト再造林、新たな地域資源の活用が図られ、地域材の安定供給、持続的な林業経営の確立を目指すため、森林資源を活用したバイオマス発電施設の整備を図る。

 

【3本の柱】

【地域林業者との連携】

根曲がり材や間伐材、林地残材といった山林未利用材は、これまでその多くが山林に残置されてきましたが、この山林未利用材を霧島市地域を中心にした林業者と共に収集し、長期かつ継続的に行い、森林の持続的な再生の仕組みづくりを目指しています。また林地残材が価値を持つことで、健全な林業経営にも寄与できると共に、森林の保全、育成に貢献する。

【地域の活性化】

バイオマスエネルギー供給施設や関連施設の管理運営など新しい産業と新しい雇用が発生し、地域社会の活性化に寄与します。

【環境保全への取組み】

ボイラーで燃やした後の排煙は、集じん、バグフィルターを経て微細な粒子等を除去した後、安全に廃棄されます。冷却水は地下水脈より取水・浄化し・放水は温排水の影響を制御するための排水処理施設で最適化しています。